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八王子 スポーツ

公開日:2026.02.26

青山学院大学佐藤有一さん
「椚田(くぬぎだ)の星」箱根駅伝を力走
優勝と区間賞 市長に報告

  • (左から)安間教育長、佐藤選手、初宿市長、梅田教諭、渡邉さん

    (左から)安間教育長、佐藤選手、初宿市長、梅田教諭、渡邉さん

 正月恒例の箱根駅伝(第102回東京箱根間往復大学駅伝競走)で、圧倒的な強さを見せて総合3連覇を成し遂げた青山学院大学。その9区で区間賞を獲得する走りをみせてチームの優勝に貢献したのが、椚田中学校陸上競技部出身の佐藤有一選手(4年)だ。佐藤選手は2月5日、椚田中陸上競技部時代に顧問を務めた梅田夏輝教諭と市役所を訪れ、初宿和夫市長に駅伝の結果を報告した。

苦節乗り越え覚悟の4年目

 椚田中で陸上競技を始め、全国都道府県対抗男子駅伝に出場するなど活躍した佐藤選手。中学3年時に出場した第69回全関東八王子夢街道駅伝競走大会の第1区区間賞の記録は、現在も破られていない。そしてこの頃から「青学で箱根を走りたい」と夢を抱いていたという。念願の青学入学後は1年目でU20日本陸上競技選手権大会で3位に入賞するなど順調なスタートを切ったが、秋頃から調子を崩して記録も伸び悩むなど苦しんだ。転機となったのは最終学年、自ら寮長に志願して覚悟を示した。自らを律し、チームを支える立場に身を置くことでおのずと競技成績も上向き、晴れて名将・原晋監督のもとで箱根路を走る夢を叶えた。

声援が力に

 初宿市長から当日の心境について尋ねられると、佐藤選手は「たすきを受け取った瞬間からワクワクが止まらず、陸上人生で一番と言えるぐらい調子が良く、足が前へ進んだ。沿道から学校名や下の名前で呼ばれた声援が何よりも走る力になった」と振り返った。

 特にラストスパートの記憶は鮮烈だ。「一番きつい」残り3Km地点で応援してくれた家族、そして残り1Kmで原監督からかけられた「4年生でよく頑張ってくれた。あと1Km、絞り出していこう」という言葉に「鳥肌が立つぐらい力が湧き、もう一段ギアが上がった」と回想した。

恩師が語る「原点」

 中学時代の陸上競技部監督を務めた梅田教諭は「おっちょこちょいな面もあったが、当時から陸上競技が好きな頑張り屋。主体的に自分の練習メニューを考えて取り入れる選手だった」と教え子の成長に目を細めた。また、この日は佐藤選手の中学時代の先輩(陸上部部長)で、現在は市教育総務課に勤務する渡邉理英さんも駆けつけて、後輩の快挙を喜んだ。

 駅伝の魅力を「個人競技に見えて、実は団体競技。お互いを補い合い、誰かのために頑張れるのが一番の良さ」と語る佐藤選手。卒業後は実業団の強豪へと進み、新たな夢である五輪出場を目指すという。

 同席した安間英潮教育長からは「八王子出身の選手の活躍は市民にとって大きな誇り。次はぜひ五輪のメダルを見せに来てほしい」と熱いエールが送られた。

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