宮前区版 掲載号:2020年1月17日号 エリアトップへ

車いすフェンシング選手で、東京2020パラリンピック出場を目指す 藤田 道宣さん 菅生在住 33歳

掲載号:2020年1月17日号

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不屈の向上心でパラ挑戦

 ○…東京2020パラリンピック正式種目「車いすフェンシング」の選手。一昨年インドネシアで開かれたアジアパラ競技大会に出場し、「フルーレ」種目で銀メダルを獲得した強者だ。前回リオのパラリンピックにも挑戦したが出場はかなわなかった。一昨年11月から始まった出場者選考の試合は今年4月まで続き、5月に出場選手が発表される。出場枠は1種目につき全世界で8人の狭き門。「まずはパラリンピック出場が目標。これまでお世話になった人たちに恩返ししたい」

 ○…フェンシングは高校から始めた競技。当時は健常者として競技に打ち込んだ。「とにかく上を目指したい。マイナースポーツなら通用するのでは」。そんな甘い気持ちで入部したが、インターハイで優勝するほどの強豪校。日本フェンシング史上初の五輪メダリストとなる太田雄貴さんが1学年上の先輩にいた。挫折を味わうも努力を続け、高校3年生の時にはインターハイの京都代表に。全国ベスト16入りを果たした。

 ○…大学でも競技を続け将来を嘱望されていた選手だったが、2回生の夏にアクシデントに見舞われる。海に飛び込んだ際に頭部をぶつけ頚髄を損傷。胸から下が動かせない状態になってしまう。障害を受け入れられず、進まないリハビリ。そんな時に見舞いに訪れたのが太田さんだった。「車いすフェンシングやったらどうだ。一緒に世界を目指そう」。その言葉がきっかけとなりリハビリに励んだ。けがから初の試合まで費やした年月は4年。日本に選手がいないため、手探りで道を切り拓いてきた。

 ○…パラ東京大会の出場を目指すため、4年前に関西から宮前区に移り住んだ。「特別な大会で自国開催は一生に一度。メダルに挑戦したい」
 

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