川崎市はこの度、神奈川県と連携し、平瀬川と多摩川合流部の堤防かさ上げなど、河川環境整備に関する新たな方針を発表。県が4月にまとめた「多摩川水系平瀬川ブロック河川整備計画(素案)」を元に、多摩川と平瀬川の合流部(高津区)で氾濫を防ぐため、平瀬川の堤防を多摩川側の高さに合わせる整備を進める。
区内については、2018年に策定した「多摩川水系 平瀬川・平瀬川支川河川整備計画」を引き継ぎ、あゆみ橋周辺で親水利用を想定した広場を整備するなど、動植物の環境に配慮した計画が進められる。
市民団体「保全に期待」
平瀬川沿いで環境保全活動などを行う団体からは、整備計画について期待の声が聞かれた。飛森谷戸の自然を守る会の高木一弘会長は、今回の整備計画を受けて「工事によって、川周辺の心配ごとが減ればうれしい。環境とうまく対話しながら平瀬川を守っていきたい」と期待を寄せる。
平瀬川まちづくり協議会で事務局長を務める松井隆一さんは「川は地域の重要なインフラなので、整備計画が市民一人ひとりが身近に考えるきっかけになって欲しい」と話していた。
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