神木本町で不動産業を営む井田さんは、所属する川崎北法人会の会報誌「かわきた」の表紙絵を担当して20年の節目を迎えた。これを記念して9月27日(月)から10月3日(日)まで、銀座アートホールで油彩展を開催する。展示されるのは、「犬吠岬灯台」や「戦場ヶ原の草紅葉」など、この5年間に掲載された16作品を含む40作品だ。
2000年の掲載スタート時は1年に6回、現在は年4回の会報誌発行に合わせ、旅先で出会った風景や身近な生物などを描いている。これまで掲載された作品は110点。「季節感を出すのに苦労することもあるが、発表の場をいただいていることに感謝しかありません」と話す。
井田さんの幼稚園時代の夢は「絵描きになって個展を開催すること」だった。社会人になって創作活動から距離を置いていたが、恩師の「私が生きている間に実現して」の一言に背中を押されて再開。1999年に初めての個展を開催した。「きっかけを作ってくれた先生に、個展を見せることができなかったのが心残り」
現在は表紙絵のほか、美術団体「示現会」の準会員として展示会にも出品。制作に3カ月を要する100号の大作も手掛ける。「集中していると2、3時間はあっという間に過ぎてしまう」。今日も大好きなジャズが流れる自宅のアトリエで、創作活動に没頭する。
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