宮前区 社会
公開日:2021.12.10
宮前警察署 竹之内 信尋署長
「無事故で年末 笑顔で新年」を合言葉に、年末の交通事故防止運動が今年も明日12月11日(土)から20日(月)にかけて行われる。宮前区内でも全国同様に事故だけでなく、特殊詐欺の犯罪の増加が懸念される。宮前警察署(竹之内信尋署長)では一層防犯活動に力を入れると共に、区民一人ひとりに注意を呼び掛けている。
まだ続いているコロナ禍だが、緊急事態宣言が明け、忘年会を行う所もあるだろう。宮前署によると、少しずつだが酔っぱらいに関する事案が増えてきているという。この年末も「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」で、飲酒しないハンドルキーパーを確保してほしい。
山坂の多い宮前ならではの2輪事故増加だけでなく、ここの所歩行者の絡む事故比率も増えている。夜間に横断歩道のない道路を横断し、事故につながるケースもある。日の短くなった今、目立つ色の服や反射材を着用し、横断歩道を渡ることを同署は呼び掛けている。もちろんドライバーも今一度の安全確認を心掛けよう。
また夏以降、区内での特殊詐欺の入電が増えているという。12月3日時点での被害件数は37件、額にして約5300万円にのぼる。以前主流だったキャッシュカードすり替え型から、現在のトレンドは還付金詐欺に形を変えている。犯人が被害者の目の前に一度も現れることなく、無人のATMへ誘導され騙し取られてしまう手口に注意を。
宮前区民の力
一方、区民の力で犯罪を未然に防いだことも記憶に新しい。10月には特殊詐欺犯とおぼしき人物を乗せたタクシードライバーが不審に思い通報し、逮捕につながった。
宮前署の竹之内署長は「宮前警察署員一同、より一層の防犯活動に力を入れていくが、地域の目や力があってこそ、安全・安心が守られる」と力を込める。今年の年末は、青色防犯パトロール等の地域ボランティアも警戒活動を共に行うという。「宮前区民は地域の安全・安心に対する意識が高い。明るく笑顔で新年を迎えられるよう署員一丸となって防犯・警戒・検挙活動に当たっていく。引き続き区民の皆さまの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
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