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宮前区 スポーツ

公開日:2023.11.17

【7】市長杯Vの宮前クラブ監督 教えて先生!
「野球の神様」を味方につけろ

  • 采配を振るう松井監督=提供

 市長杯・川崎市選抜学童軟式野球大会の決勝戦が11月5日に行われ、宮前クラブが優勝を果たした。監督を務めた松井秋彦さん(64)=初山在住=に、指導者としての心構えなどを聞いた。

 今年の宮前クラブは、区内19の軟式野球チームから17人をスカウトして結成した自慢のチームだ。「投手も豊富で前向きに取り組む選手が多かった」と目を細める。個性豊かなメンバーを率いるコツは「一人一人の性格の見極め」だという。準決勝で優勝候補のチームを退けると、決勝戦はコールド勝ち。「昨年の抽選負けのリベンジを果たせた」と大会を振り返った。

自主性重んじ

 長男が所属する向丘サンダースで監督となったのが30年前。当初は弱小チームだったが、管理野球を徹底し、県大会で優勝する強豪チームに押し上げた。現在は「子どもたちの自主性を大切にしている」と、社会の環境変化に合わせた指導法を取り入れてきた。

 「野球の神様を味方につけろ」がモットー。選手には早寝早起きを説き、生活リズムを整え、野球に真摯に取り組むことの大切さを伝えている。いつの時代もメリハリを重んじ、練習は厳しく、その他の時間はコミュニケーションに努める。「飯合宿」と称し、チームの数人を自宅に招いて、寝食をともにしたこともあるという。「信頼されなければ始まらない」とうなずく。

 「強さの秘訣はチームバランスだ」と強調。親と子ども、スタッフをトライアングルに見立て「どこを叩いても良い音がしないと強くならない」。OBチームを立ち上げるなど、いくつになっても野球ができる環境づくりに精を出す。4人の孫の成長を見守るおじいちゃんの一面も。「全国大会での活躍を夢見ている」と笑った。

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