宮前区 社会
公開日:2025.07.02
川崎市消防局
熱中搬送が昨年の倍に
210施設で「ちょこ涼」も
川崎市消防局によると、今年5月1日以降に熱中症で救急搬送した患者の数が83人となり、昨年同時期(41人)の倍となった。猛暑シーズン到来前に、熱中症患者がハイペースで増えている状況だ。
横浜地方気象台によると、神奈川県内では6月17日に小田原市と海老名市で今年初の猛暑日を観測するなど、梅雨入り後も暑い日が続いている。
川崎市環境総合研究所の調査では、最高気温が30度を超えると熱中症のリスクが急増し、2度上がるごとに熱中症の救急搬送患者が倍増することが分かっている。研究所の担当者は「高温の日はなるべく涼しい場所で過ごし、こまめな水分補給を」と呼びかけている。
市の熱中症対策としては、市内の協力施設なら誰でも一時的に暑さをしのげる「かわさきちょこ涼」の取り組みが、6月16日から始まった。2年目の今年は昨年より7施設多い210施設でスタート。新たな取り組みとして、ウォーキングで貯めたポイントを市立の小・中学校に寄付するウォーキングアプリ「かわさきTEKTEK」とのコラボレーションイベントも実施中で、1日1回「ちょこ涼」施設で二次元コードを読み込むと10ポイント付与され、プレゼント企画もある。
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