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公開日:2025.10.03

平で3度目の実証実験
本格運行めざし団結

  • つばめ号と協議会のメンバー

 平地区のコミュニティ交通「つばめ号」の3度目の実証実験が、9月28日から始まった。同日、スタート地点近くの市営高山団地集会所で出発式が行われ、運行主体となる平・五所塚コミュニティー交通地域協議会の高見創会長(74)は「来年度には本格運行を」と期待を寄せた。

 「つばめ号」は、地域住民で構成される協議会が主体となり、路線バスが利用しづらいエリアの移動手段を確保するため、2022年度に試験運行が行われ、以後、毎年度、有料での実証実験を重ねている。

 今年度の運行期間は、来年3月30日までを予定。平高山自治会を起点に市営高山団地や老人ホームなどを経由してスーパーやクリニック、向丘出張所などがルートになっており、月曜日と金曜日の週2日、午前10時から午後2時まで、約25分間隔で周回する。現金の場合300円。

 出発式には、協議会のメンバーをはじめ関係者ら約20人が参加。「つばめ号」とステッカーが貼られた車の出発を見送った。

利用者増加がカギ

 高見会長によると、高台に建つ市営高山団地は、近隣のスーパーからは標高差が40mほどあることから、買い物帰りに坂を上るのが大変との住民の声を受け、つばめ号の運行を始めた。

 本格運行に向けては、利用者の増加と運行資金の確保が求められる。つばめ号は、23年度は運行時間1時間あたり2・9人が利用、24年度は同3・9人が利用と乗車人数は増加しており、今回も期待がかかる。

 高見会長は「広報をして利用を促したい。意識を高めて大切に利用してほしい」といい、「今年は募金も受け付ける予定。地域の集まりなどで募金箱を設置して募りたい」と、資金面での協力も呼びかけるという。

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