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公開日:2025.12.26

2025年
宮前を彩った主役たち
紙面から振り返る

  • 今年の紙面を飾った写真

 2025年は、コメ価格高騰による政府備蓄米の放出、大阪・関西万博の開催、80回目の終戦記念日、映画「国宝」の大ヒット、クマの襲撃多発、そして自民党総裁選での高市早苗氏の勝利と初めての女性首相誕生などが大きな話題を集めた。宮前区のこの一年の出来事について、紙面から振り返る。

1月から3月

 川崎市の地域文化財に、馬絹の泉福寺境内にある花供養塔が選ばれた。1963年に馬絹花卉生産組合によって建立された供養塔。毎年8月に行われる「花供養祭」は100年以上続く伝統行事として、地域の歴史を伝えている。

 「食」に関するコンクールでの活躍が目立った。地場産の野菜や果物を使ったレシピを競う「C級グルメコンテスト」では、ジュニア部門で市立川崎高校3年生の大滝未来さん・藤田迪華子さんのペアが、おとな部門で同校教諭の有田沙織さんが、それぞれグランプリに輝いた。また、中学校給食献立コンクールでは、柿本勝栄さん(宮崎中)が最優秀賞を受賞した。

4月から6月

 鷺沼駅前の再開発開始に伴い、長年親しまれてきた商業施設「フレルさぎ沼」が営業を終了した。「お別れ会」には多くの区民が訪れ、思い出を惜しむ姿が見られた。また、桜の名所として知られる市道鷺沼線では、樹齢50年を超えた老木を植え替える街路樹更新工事が始まり、駅周辺の風景が変わり始めた。

 本社を宮前区に置く(株)ちとせ研究所は、研究を行っている藻類の技術を生かし、大阪・関西万博で日本館ファームエリアの技術監修に貢献。区内の技術が世界的なイベントを支えた。

 西野川のスーパーマーケット駐車場で、80代男性の運転する軽乗用車が、隣接する住宅建設現場へ転落する事故が発生。テレビのニュース番組でも報じられ、改めて安全運転への意識向上が求められた。

7月から9月

 市が脱炭素社会の実現に向けて取り組む「スクール発電所」が菅生小学校で稼働した。学校の屋上に太陽光発電設備を設置し、使用電力を学校でまかなうこの取り組みに合わせ、子どもたちは環境学習に取り組んだ。

 宮前区役所では、区民が制作した作品を展示する「つながるみんなのアート展」がスタート。10月末まで、募集作品の展示や関連イベントが開催され、区民が気軽にアートに親しむ機会となった。

 宮前区の一輪車チーム「ユニサイクルのがわ」に所属する、竹地彩七さんと無藤真菜さんのペアが、全日本大会の演技部門で総合優勝を飾る快挙を達成した。

 9月には、首都圏を襲った記録的な大雨で、川崎市でも局地的に1時間に100ミリを超える大雨が降り、各所で道路冠水や浸水被害に見舞われた。宮前区でもフェンスが倒壊するなど、自然災害の脅威に直面した。

10月から12月

 任期満了に伴う川崎市長選挙が10月26日に投開票され、現職の福田紀彦市長が25万票を獲得し、4選を果たした。

 犬蔵地区では3自治会が毎年行っている防災訓練に、犬蔵中学校の生徒約580人が参加。地域住民らと協力し、仮設トイレの設置、三角巾での応急処置、AED操作などを体験し、地域での支え合いの輪に加わった。

 スポーツの分野では、50年にわたりスポーツ推進委員を務めてきた南野川の狩野一男さんが、文部科学大臣表彰を受賞した。また、スポーツチャンバラの世界選手権大会で、菅生小学校を練習拠点とする「つばさクラブ」に所属する清水口陽さん、清水口翔さん、田村江見子さんの3人が、団体戦・基本動作部門で金メダルを獲得した。

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