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宮前区 社会

公開日:2026.10.04

花壇からにぎわい作り 鷺沼駅前でホップ栽培

  • ホップを育てている東急(株)、東急電鉄(株)の職員たち

    ホップを育てている東急(株)、東急電鉄(株)の職員たち

 再開発に向けて工事が進む東急田園都市線の鷺沼駅前。工事現場の囲いやバスロータリーが広がる中央改札を出て左側にある花壇で、ある植物が育てられている。

 「私たちの街の再開発を待つ時間から育てる時間へ」と記された張り紙の下で育てられているのは、ビールの原料になるホップ。植えたのは東急(株)や東急電鉄(株)など、再開発に携わる事業者たちだ。今年5月に苗を植え、同駅員を中心に水やりなど日々の世話に取り組んできた。

 きっかけは、昨年に再開発関係者で作った「さぎぬまカンパイエール」。変わりゆくまちを盛り上げる一品として作られたビールに、より鷺沼産という地域色を加えることや、再開発中のまちに活気を生むことを目指して取り組みが始まった。当初はビニールポットに入った5つほどの苗から細い茎が伸びていたが、今では花壇の囲いの上にも葉が茂るまで成長した。鷺沼駅の西澤正隆駅長(当時)は「再開発でまちが少し寂しくなっているが、ビールの完成を楽しみにしてほしい」と話す。

 順調に進めば収穫は11月下旬から12月にかけて行い、その後鷺沼産ホップを用いたビールを完成させることを目指していく。完成はゴールでなく、「目的は地域とのつながりや、まちに新たなにぎわいを作ること」とプロジェクト担当者は話し、収穫や完成時には地域住民と交流する機会も検討しているという。

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