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高津区 社会

公開日:2020.10.09

野川地区
住所表示変更、11月で完了
3期計画で不便解消へ

  • 第3期 住所変更エリア

 野川地区の一部の住所表示が、11月9日(月)に変更される。各建物に規則的に番号を設定する「住居表示」とすることで、住所を分かりやすくするため。

 高津区・宮前区の両区で3期計画で実施してきた手続きが、今回の変更で全て完了する。

町名の区またぎ日常生活に支障も

 野川地区は1982年の分区の際に高津区と宮前区に分けられたため、両区に同じ町名があり、地域住民からは、「間違えられやすい」との声もあった。

 また、同地区の住所はこれまで、土地につけられた番号「地番」で示され、「野川○○○○番地〇」と表記されていたが、飛番や欠番があり、隣近所で住所が大きく異なる住宅も多かった。

 そのため、郵便や宅配、緊急車両の到着の遅れなど、日常生活に不便や支障が生じていた。同地区は住民の増加も続いていることから、これ以上の混乱を避けるためにも、住居表示への変更を求める声が多数あがっていた。

 市は2015年に「野川地区住居表示検討委員会」を設置し、地元住民の代表者らと検討を重ねてきた。18年から3期に分けて変更を開始し、高津区の野川は18年度の第1期変更で「東野川1・2丁目」「北野川」に分けられた。

 新住所となった東野川に住む人は、「隣近所で住所が全く違っていたため、初めて自宅に来る人などは道に迷ってしまうことが多かった。住所変更の手続きは手間だったが、表示が分かりやすくなったことで、場所の説明もしやすくなった」と話す。

 今回の対象は宮前区の5689世帯(6月末時点)。「野川台・南野川1〜3丁目」となり「野川台(南野川)〇丁目〇番〇号」と表される。

 全3回の変更で高津区「東野川」「北野川」、宮前区「野川本町」「西野川」「野川台」「南野川」の6町名が新たに誕生した。

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