川崎市は3月5日、4月に供給を予定している新型コロナウイルスワクチンを、高齢者施設の入居者へ先行し接種する方針を示した。接種時期は当初予定していた4月1日から、4月12日以降に延期するとしている。
市は、高齢者施設の選考基準について、副反応などが起きた際に支援を受けやすい「医療機関を併設した施設」を検討している。ワクチンは1瓶あたり5、6人に接種することを考慮し、ロスの少ない大規模施設から選考。接種する場所や受付、予診票の用意、嘱託医との連携など体制が整い次第、接種の調整に入るとしている。
神奈川県全体に割り当てられている4月分のワクチン量は44箱(3月8日時点)。1箱で約1000回接種可能。川崎市にどれだけ割り当てられるかは不明だという。
接種券の発送見通し立たず
市は一般向け接種券の配布準備を進めている。担当者は「供給数が極めて限定的。国からの具体的な供給見通しが下りてこない。ワクチンが来てから動くのでは遅い」と困惑する。高齢者には接種券を4月中に発送するが、接種は5月以降にずれ込むこともあるかもしれないとしている。
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