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高津区 社会

公開日:2023.05.19

地域ぐるみで「祝20周年」
老人ホームの企画、話題に

  • 施設周年を祝った地元生産者の「出店ブース」

  • スタッフも盛り上げにひと役

 下作延にある介護付有料老人ホーム「クラーチ溝の口」(高橋憲一郎 支配人)が、開設から20年を迎え、記念のイベントを先月実施した。入居者やスタッフに留まらず、界隈の区民が積極的に携わり施設の大きな節目を一緒に祝ったこの企画。その詳細は―?

本紙募集で地域密着に

 同所は2003年4月に開所。川崎市子ども夢パークに隣接する風光明媚な環境下、充実したセカンドライフを提供すべく様々なサービスを実践している。20年前の様子について高橋支配人は「タウンニュースで入居者を募集したこともあって、地元の人から沢山の問合せがありましたね」と当時を回顧。その流れを踏襲するかの様に地域に密着した施設運営を心掛けてきたのだという。

地元生産者が協力

 そんな同所の20周年記念イベントだけに、目玉企画の内容はまさに「地域ぐるみ」。常日頃、地元で安全な食材を提供している溝口周辺の農家やケーキ屋、パン屋などから協力を取り付け、催し当日は自慢の逸品を並べた「即売ブース」を出店した。足が不自由な入居者にとって、地元の美味が外出することなく入手できる貴重な機会とあり、各店とも用意した60〜100人分の品々が瞬く間に完売となるなど、大好評といった様子。入居者サービスを行うコンシュルジュの持田明子さんは「特に、新鮮な野菜や、いちごなどの果物は人気が凄かったですね」と、目を丸くしながら笑顔をみせていた。また、ブースを出店した生産者などからも「入居されている方々と直接ふれあい、笑顔を見ることが出来て嬉しかった」といった声が聞かれるなど、意義深い企画となった。

スタッフも大活躍

 さらに催しのフィナーレを飾った「ディナーパーティー」では、施設スタッフが大活躍。ものまねタレントを招いたショーで場を盛り上げた後、練習に約1カ月を費やしたオリジナルダンスを披露し、場内は一気にヒートアップ。終盤には加山雄三の「君といつまでも」の大合唱となり、高橋支配人の「しあわせだなぁ」の名台詞で大喝采が巻き起こるなど、大きな節目に相応しい賑わいが話題となっていた。

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