多摩警察署(五味勝博署長)は20日、振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、ゆうちょ銀行登戸支店の柏木崇宏さんに感謝状を贈呈した。
今月6日、柏木さんは利用者の女性から「300万円おろしたい」と連絡を受けて自宅を訪問したところ、「息子が株に手を出して失敗した。お金が必要。携帯電話の番号も変わった」といった話を聞いて詐欺を疑ったという。その場で説得して息子に連絡をとり、詐欺だとわかった。
柏木さんは「長年お付き合いがあり、すごく良くしていただいているお客様だった。預金を守れてよかったと思う」と話した。
五味署長は「騙されていると、借金をしてでも金を用立てようとするケースもある。金融機関が最後の砦」と話していた。
多摩署管内では振り込め詐欺が多発しており、今回と同様に金融機関で被害を防いだケースは今年だけで19件(県下最多)ある。
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