多摩区版 掲載号:2015年7月17日号 エリアトップへ

「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会の代表として支援活動に取り組む 高橋 眞知子さん 菅仙谷在住 67歳

掲載号:2015年7月17日号

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子どもを守るのが私の仕事

 ○…「福島の子どもたちに放射線量の少ない場所で思いきり外遊びをさせてあげたい」。そんな思いで同会を立ち上げて今年で5年目。来月8月には15回目となる「リフレッシュinかわさき」を開催する。福島の子どもの中から参加者を募り、保護者同伴で市内へ招待する取り組みだ。原発事故による放射能の不安から解放し、楽しいひと時を過ごせるよう様々なイベントを計画している。「子どもたちの健康と未来を守りたい。不安を口にできない福島の人の本音を支える活動を続けたい」

 ○…小学校教諭として長年、子どもたちを見守ってきた経験がある。東日本大震災直後、「何かできることはないか」という思いに突き動かされ、ボランティアとして石巻市に向かった。被災して誰もいなくなった小学校で生徒たちの遺品を目の当たりにし、涙があふれた。「私一人の涙では救えない現実も多かったけど、私にもできることがあればと思った」

 ○…今の活動につながる深く悲しい体験がある。自身の息子を9歳の時に白血病で亡くした。当時、骨髄移植を受けたが、3年10カ月にも及ぶ闘病生活は実らなかった。そんな経験があるからこそ、原発事故後の福島県で甲状腺がんやその疑いのある子どもの調査報告を聞く度に胸が苦しめられるような思いだ。「子どもを失う辛さは誰よりも知っている。福島の子どもたちを守ること、これが私の仕事だと」

 ○…今後の目標は保養活動を公的な取り組みとしていくこと。活動を続ける中で「民間の小さな力では、一部の親子にしか届かない」という現実も突き付けられた。その解決の一歩として昨年、福島県伊達市と川崎市の2市に働きかけて「移動教室」を実現させた。福島の小学生をクラス単位で川崎市に招き、交流イベントを催した。「成すに値する仕事だと思っている。どの子にも平等に機会が与えられるようにしたい」
 

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