多摩区版 掲載号:2018年6月15日号
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中野島稲荷神社 文化財4点、登録へ 市顕彰 全7社11点見込む

文化

「天保6年」と記された本殿の棟札を手にする金子宮司
「天保6年」と記された本殿の棟札を手にする金子宮司
 川崎市地域文化財への登録を目指し、中野島稲荷神社の金子善光宮司(71)が境内に古くから残される神体や彫刻などを先月、目録化した。宮司を兼務する堰稲荷神社など7社から、計74点を応募。選定結果は11月に公表される予定だ。

 金子さんは多摩区の中野島、堰稲荷神社の2社と高津区内5社の計7社で宮司を兼務。各神社に残された文化財候補の多さに驚き、「地元に住む人たちには、何があるのかあまり知られていない。地域の宝として残していきたい」と、記録を作り始めたという。市顕彰制度の新設を受けて、各社にある有形文化財、どんど焼や湯花神事など無形民俗文化財を含む計74点を推薦。専門家の調査により候補を絞り込み、中野島4点を含む11点が登録される見通しだという。

 稲荷のほか天神、水神、防火にあたる「秋葉」など地域の神々をまつる中野島の同神社で、金子さんが宮司を引き継いだのは14年ほど前。貴重な文化財が残されていることは、当時に総代から聞いていたという。竜をあしらった細かい彫刻のある本殿は、建築記録にあたる「棟札」に江戸時代の元号「天保」6年(1835年)と記されている。本殿について、金子さんは「日光東照宮の建設に携わった職人の孫弟子が作ったものではないか」と推測する。

 これらの文化財は火事や水害で失われたり、劣化するケースも多いという。「当時を知るための貴重な資料として、専門家に詳しく調べてもらいたい」と期待を込める。

 この「川崎市地域文化財顕彰制度」は、国や県指定の文化財だけでなく、地域で長年守られてきたものを記録し、その価値を後世に残そうと、市が創設。市内の文化財を幅広く把握するために、推薦形式で3月から5月末まで募集した。

 地域文化財に選ばれたものは市が広報、周知を行う。補助金など助成はないが、専門家の指導や助言が受けられる。

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