昨年12月、2024年パリオリンピックの追加競技として初採用された「ブレイキン」(ブレークダンス)。今春、二十歳を迎える県立百合丘高校(南生田)出身の河合来夢さん=川崎区在住=は、3年後に向けて決意を新たにしている。
溝口生まれのチーム「フローリアーズ」に所属し、2018年夏季ユース五輪で2冠に輝いた「Ram」こと河合さん。昨春、幼稚園教諭や保育士の免許も取れる保育系の大学に進み、6月からは練習拠点を都内施設に移した。昨年の全日本選手権を制した「Shigekix(シゲキックス)」こと半井(なからい)重幸さん(18)もいる環境で、ほぼ毎日鍛錬に励む。同級生の半井さんに刺激を受け、「考え方は違うけど、マイナスな気持ちになりがちな自分を前向きにさせてくれる」と信頼を寄せる。
昨年はコロナの影響で、通常の対面型の大会は少なく、オンラインによる画面越しの対戦やSNSによる動画選考が続いた。「音響トラブルが起きたり感情面で難しさもあるが、今だからできる大会」と切り替える。そんな中「調子は上がってきている」とも。女子では珍しく、頭や肩を使って連続回転する「パワームーブ」が得意な河合さん。「キレや勢い、力強さが魅力。男子の中でも勝てるくらいになりたい。いろんな踊り方を増やしていければ」
弟の翠彦(すいげん)君(中2)と紫羽(しば)君(小5)は、フローリアーズ育成部門のアカデミー1期生だった姉の背中を追い、5期生としてブレークダンスに打ち込む。河合さんは昨年に続き、今年も市内の子ども向け体験会でブレークダンスを教える予定だ。「今度は私が子どもたちに夢を与えたい」
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>