サッカーJ1・川崎フロンターレで18年間プレーした中村憲剛選手。昨年12月21日、等々力陸上競技場で開催された引退セレモニーでは、1万3千人のサポーターが見守る中、中村選手を乗せた神輿が場内を回った。この神輿は、長沢商店会の高橋工務店(高橋秀一代表)=宮前区菅生=が手掛けたものだ。
サポートショップである同店に、フロンターレから神輿制作の依頼が来たのは昨年11月末。日程が限られる中、神輿の担ぎ棒や青森弘前ねぷたの制作経験を生かして作業を進めた。頑丈で安全に、どの角度からも中村選手が見えやすいよう工夫し、フロンターレカラーで仕上げた。
セレモニー当日、アメリカンフットボールXリーグ・富士通フロンティアーズの選手らが神輿を担いだ=写真。制作を経て、高橋代表は「小さな工務店に声をかけてくれてうれしかった。これからも全力で応援し続ける」とエールを送った。
歓喜の天皇杯初V
天皇杯の第100回大会決勝戦が1月1日、国立競技場で開催。フロンターレはガンバ大阪を1―0で下し、優勝した。この試合で現役を引退する中村選手の出場はなかったが、試合後はトロフィーを手にチームメートと喜ぶ姿が見られた。
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