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多摩区・麻生区 スポーツ

公開日:2023.11.03

専大・西舘昂汰投手
ヤクルトから1位指名
プロ野球ドラフト会議

  • 仲間に肩車をされて祝福を受ける西舘投手=10月26日、専大生田キャンパス

  • 笑顔でボールを握る西舘投手

 プロ野球ドラフト会議が10月26日に都内で開かれ、専修大学の西舘昂汰投手(22)が東京ヤクルトスワローズから1位で指名を受けた。

 専大生田キャンパスに設営された会見場で、西舘投手はテレビ中継を神妙な面持ちで見守った。会議開始から約30分が経過した午後5時30分頃。2回目の1位入札でヤクルトから指名を受けると、顔がほころび白い歯がこぼれた。

 記者会見でヤクルトの印象を問われた西舘投手は「若い選手が活躍している」と話した。専大では1、2年時に結果が出ず悩んだこともあったが「まだやれる」と自分の可能性を信じ続けたという。理想の選手像については「ファンに応援される選手になりたい」と語り、「自分の持ち味は投げっぷり。どんなに良い球を投げてもバッターが威圧されなければ怖くない」と打者を圧倒する投球にこだわりを見せた。さらに「1軍で投げることをイメージしていきたい。たくさん投げたい」と抱負を述べた。経済学部生として4年間通学した生田に関しては「屋上からの景色がすごく良かった」とし、近隣地域で「ラーメンをよく食べた。おいしいのでぜひ食べて」と笑顔で答えた。

 西舘投手は福岡県筑紫野市出身。小学4年の時にソフトボールを始め、中学時代は地元の硬式野球チームに所属。3年から本格的に投手を務め、筑陽学園高校では2年秋、主に救援として九州大会初優勝に貢献した。3年春の選抜で初出場ながらベスト8に進出。夏の甲子園にも出場し、初戦で敗れたものの10回を投げ、9三振を奪った。

 専大では1年秋からベンチ入り。3年秋は主に先発で3勝(2完封)をあげて最優秀投手賞を獲得。4年秋は3勝3敗2完封でベストナインに選ばれた。東都大学野球リーグ2部(7期)36試合で11勝6敗、防御率1・69。スタミナを武器とする先発完投型で最速152Kmの直球、シュート、スライダー、スプリット、フォーク、カーブを投げ分ける。188cm、92kg。右投右打。

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