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多摩区・麻生区 文化

公開日:2024.01.01

酒縁さらしな
天ざるそばで優秀賞
「かわさき推しメシ」で

  • 天ざるそばを持つ店主の手塚さん

 市内飲食店の自慢の一品の中から「#かわさき推しメシ」を市民投票などで決める「第2回かわさき AKINAI AWARD」。102店舗のエントリーの中で「酒縁さらしな」(登戸2568 登戸ゴールデン街ビル2階)の「天ざるそば」が優秀賞に輝いた。

 店主の手塚晶之さん(41)は「ここまで連れてきてくれたのは、本当にお客様のおかげ。力を出し切れたので後悔はない」と思いを話した。

 手塚さんの祖父母が激しい戦火から逃れるためにたどり着いたのが登戸だった。登戸駅の東側に店を構え、八百屋などさまざまな業種を経て、そば店に。1954年12月「生(き)そば更科(さらしな)」を創業。56年に祖父が急死。14歳だった父・紀行さんは、中学校に通いながらそばを打っていたという。

 3代目の手塚さんは、調理師専門学校を卒業後、都内の老舗そば屋「本むら庵」で5年間の修業を積み、手打ちそばを学んだ。2011年に屋号を「手打ちそば 更科」とした。その後、そばと共に日本酒も提供するようになり20年に「酒縁さらしな」となった。土地区画整理事業に伴い、昨年4月に現在の場所に移転オープンした。

 天ざるそばは、特大サイズの海老天のほか、5種類の具材の天ぷらが楽しめる。北海道産のそば粉を使用した二八そばの豊かな香りとなめらかなのどごしが特徴。技術に裏付けされた深いうまみのあるそばつゆも。手塚さんは「見た目はもちろん、満足できるボリューム感。看板メニューを食べてほしい。そばと一緒に、日本酒も楽しめる」と来店を呼びかけた。

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