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公開日:2024.01.01

登戸駅南側再開発
駅前に38階ビル建設へ
2025年着工、28年完成予定

  • ㊤建設される施設のイメージ=事業者発表資料より㊦登戸駅ペデストリアンデッキから見た整備予定地=12月20日撮影

 登戸駅直結の大型ビル新設計画「(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」について市は昨年11月末、都市計画決定を告示した。市が「駅前の拠点形成を強化し、まちの魅力を高めること」と目標に位置付ける一大事業が2025年の着工に向け推進される。

 この事業は、市が施行している「川崎都市計画登戸土地区画整理事業」区域内の登戸90街区の一部で約5950平方メートルを一体的に整備するもの。事業者は再開発予定区域内に換地を予定する地権者による登戸駅前地区市街地再開発事業準備組合(井出正文理事長)。事業協力者として東急不動産(株)、東急(株)、小田急不動産(株)、小田急電鉄(株)の4社が名を連ねている。

 登戸駅南側に建設される建物は鉄筋コンクリート造で地上38階・地下2階、高さ約140m。22年の計画段階では35階建てとされていた。昨年11月に市が公開した環境影響評価の条例に基づく審査書や事業関係者によると、5階から38階までは約450戸の都市型住宅、1階から4階までは商業施設が入る。店舗や事業所に加え、約250台分の駐車場などが整備される予定。2階部分には登戸駅に直結する延伸約45m、幅員6mの歩行者デッキや立体広場などのオープンスペースを整備し、駅前拠点としての機能を強化する。延床面積は約6万3500平方メートル。着工は2025年4月、竣工は28年9月の予定。施工会社は未定だ。事業関係者は「次の段階である市街地再開発組合設立へ向け事業を推進し、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区の玄関口にふさわしい駅前空間の形成を目指していく」としている。

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