市政報告【13】 清流をまちに、五反田川の環境対策 みらい川崎市議会議員団(多摩区)嶋田和明
五反田川は麻生区の細山の源から、多摩区の栗谷、生田の各地区を東へ流れ、枡形で二ヶ領用水本川に合流しています。そして、川岸の周辺には自治会等によって花壇や樹木等が整えられ、多くの住民に憩いの場所として親しまれています。
12月の一般質問では川の白濁について質問し、地下水を始め様々な要因の可能性があることから原因究明の調査を要望しました。そして、3月に広い流域で白濁の現象が起こったことから上流の調査が行われ、栗谷の公共施設の汚水管と雨水管が誤接続されていたことが判明し、報道発表されました。さらに、同施設と同時期に開発された地区の調査を行った結果、新たに一般住宅も含む4件の誤接続が見つかりました。この地区の下水道管は昭和49年に民間の開発工事により設置されて市が引き継ぎ、昭和63年に汚水管を処理場へ接続する工事がなされました。長期間において誤接続を発見する機会が度々あったと思われ、当時なぜ完了確認が行われなかったのか記録がなく不明とのことです。
しかし、現在も白濁の現象は続いています。JR貨物線の地下水の排水など、様々な要因があると思われ今後も調査が必要です。引き続き、住民の願いである「清流」の川となるよう原因究明と環境対策を求めていきたいと思います。
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11月8日