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市政報告vol.61 続・大規模災害時の車両避難を質問。責任を取りたくない行政との闘い! 川崎市議会 自民党川崎市議団副団長 末永 直

掲載号:2020年7月10日号

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 酒涙雨(さいるいう)。七夕に降る雨で会えなくなった織姫と彦星が流す涙だそうです。「翠雨」「甘雨」等、恵の雨を願う梅雨ですが、過日の豪雨により熊本、鹿児島両県に大変な被害がもたらされました。亡くなられた方に対しご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 さて中原区でも令和元年東日本台風の被害は甚大で今なお記憶に新しい。私は6月24日、昨年の12月議会に続き本会議場での一般質問で大規模水害対策等質問しました。テーマは「浸水ハザードマップにおいて被害を受ける可能性のある地域の方々の車を近隣の商業施設等に避難できるような取り組みが行えるかどうか」です。

 まず、昨年の車両の被害について。「合計241件。川崎区が9件、幸区が1件、中原区が130件、高津区が68件、多摩区が33件」(危機管理監答弁)とのことでした。私は車両の被害に遭った方の声を聴きました。「1m程の高さに車を避難させたが、1m50cm以上の水位になり浸水被害に遭い廃車になった」とのことです。車の避難場所が欲しい。高い場所がほぼない中原区民の切なる願いなのです。

 行政が口添えをして、民間の商業施設等車を避難できる高い建物を有する施設と連携して市民の財産である車両を避難できるようにする要望についての見解は、「共助の取組として、地域コミュニティの中で主体的に取り組んでいただきたい」(危機管理監答弁)とのことで、「自動車による避難を誘発する可能性がある」理由からと。「台風が接近する相当前だったらよいのでは」と訊いても駄目でした。責任を取りたくない、事なかれ主義にも感じました。

 同様の質問を市長にもしましたが「自助又は地域コミュニティにおける共助の取組として行っていただくものと考えている」と同様の答弁で残念でした。

 一方で成果もありました。配慮が必要な方への避難の対応ですが、危機管理監は「資器材の持参や介助者の同行が必要であり車で避難してくることも想定されることから、柔軟な対応に向けて、駐車可能な場所などについて、関係局区と検討を進める」と答弁。評価に値します。

 総じて、行政には市民の生命は勿論、財産も責任持って守る決意を示してほしいものです。涙を流すのは織姫と彦星だけで十分です。

末永直

suenagayuke26@gmail.com

TEL:044-789-5823

http://suenagayuke.com/

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