中原区 トップニュース社会
公開日:2021.11.05
新城小通学路
横断歩道にハンプ設置
今年度中に社会実験へ
新城小学校の通学路にもなっている道路上に、ハンプと呼ばれる凸型状の横断歩道を設置する社会実証実験が行われる。自動車の走行速度を抑え、歩行者の安全を確保することが主な目的。今年度中に試験的に設置され、本格導入に向けた検証が進められる。
この社会実験は、国交省による全国の通学路での交通安全対策の一環で、千葉県八街市で6月に発生した児童死傷事故も背景にある。神奈川県では新城小の通学路を含む3カ所が選定された。
ハンプ構造の横断歩道は、新城小西側の直線道路に設置。10センチメートルかさ上げすることで運転手に減速を促し、横断歩道と歩道をスロープでつなぎ安全な横断を確保するという。また、赤くカラー舗装し、歩行者の視認性を高め、横断歩道前で自動車を停止させることも狙い。中原署交通課の担当者は「抜け道となっている速度を出しやすい直線道路で、どれほど効果があるのか検証したい。既存の横断歩道が交差点から近いため、安全性を考慮し位置をずらして設置する予定」と話す。
実験は当初11月中を予定していたが国交省から延期が伝えられ、今年度中に実施する見通しという。期間は10日間ほど。ハンプは可搬式のため、汎用性や費用面においても実現性が高いという。
横浜市緑区中山では2018年の実証実験を経て、昨年3月からハンプ構造の横断歩道が本格運用されている。当該区間での自動車の平均速度は、対策前が時速32・5キロだったのに対し、設置後は24・5キロに抑えられ、一定の効果が示されたという。
新城小の伊東芳男校長は「川崎市では通学路の安全点検は毎年行われているが、児童の安全をより高める対策なのであれば協力したい」と話している。
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