市政レポートNo.113 世界初!EVタンカーを視察 川崎市議会議員大都市税財政制度調査特別委員会委員長原 典之
川崎市議会・環境委員会の委員として、川崎区夜光に停泊する世界初のEV(電気)タンカーを視察しました。川崎港の給電ステーションから供給された電気エネルギーで運航し、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスのゼロエミッション化達成に加え、騒音や振動を抑え、乗組員の労働環境などに配慮した次世代型の船舶です。EV車約100台分に相当する3480キロワットのバッテリーを備え、12時間以内の充電で最大12時間稼働。充電用電気は全て太陽光発電と風力発電から賄い、実質CO2の排出ゼロ。緊急時には陸上に電気を供給できる仕組みです。CO2の排出量は年間約400トン削減できるそうです。
本市は昨年9月、旭タンカー(株)、東京電力エナジーパートナー(株)と「川崎港における電気推進船の普及促進等に関する基本協定」を結び、大型船などへの給油船としてこのEVタンカーが活躍しています。ヨーロッパではEV船が主流になりつつありますが、タンカーでは世界初。今後、電気ステーションのインフラが進み、EV船の一層の普及が見込まれます。燃料費は電気の方が若干高めですが、停止時のアイドリングなどを含め成果につなげるようです。
つまり、燃料費はほぼ同額に納まる可能性もあります。これから普及促進に努めて参ります。
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4月19日
4月12日