中原区 教育
公開日:2025.07.04
市立橘高校
SDGs実現へ取組提案
「かわプラ」事業者8社へ
市立橘高校(中丸子/大川一幸校長)の2、3年生542人は6月23日、脱炭素社会やプラスチック資源循環の実現を目指す事業者に向け探究学習の発表会を行った。
生徒がSDGsの実現に向けた視点で自分たちが興味や関心があるテーマについて課題設定し、川崎市に働き掛けて実現。脱炭素アクションみぞのくち推進会議や、市のプラスチック資源循環を目指す「かわさきプラスチック循環プロジェクト(かわプラ)」の参画事業者が抱える課題を調査し、資源循環をより活性化するための解決策を若さあふれる柔軟なアイデアで提案した。
ゲームで分別促進
生徒は2、3学年の枠組みを超えた混合クラスを作り、参加事業者ごとに課題を探究。1組は川崎フロンターレをテーマに選び、気候変動の影響で2018年を境に試合の中止や延期される試合数が5倍も増えていることに着目。将来に向けてサッカーを続けられる社会にするために、CO2排出を削減する気候変動アクションを行うための取り組みを提案した。ほかの組は、ゲーム形式で楽しみながらごみの分別を理解してもらうアイデアを発表。佐藤里穂さん(3年)は「分別だけを呼び掛けても効果がない。楽しみながら、ごみの分別に関心を持ってもらえたら」といい、鈴木愛奈実さん(3年)は「子どもたちにも参加してもらえるようなわかりやすい形を考え、知恵を出し合った」と話した。
一部の提案は、11月13日(木)に開催される「川崎国際環境技術展」で、特別企画として生徒たちが発表する。
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