「身近に科学を感じて」 小学生55人が科学実験教室
子どもたちに科学を身近に感じてもらおうと、先月23日、幸区新川崎にあるかわさき新産業創造の森センター新館の「NANOBIC(ナノビック)」で「ドキドキわくわく」をテーマにした科学実験教室が行われた。事前募集で約150人の応募があった中、抽選で選ばれた55人の小学生が、風船ロケットなどを作って実験を楽しんだ。幸区役所と日本IBMの共催。
「探査機を宇宙に送ろう」と名づけられた実験では、風船にストローとおはじきを取り付け、風船の飛ぶ距離を計測。ストローの長さやおはじきのつける位置でどのくらい飛ぶ距離が変わるのかを実験した。子どもたちは、自作の風船ロケットに工夫を加えながら距離を競い合った。
参加した山田美乃里ちゃん(7)は、「うまく遠くに飛んでよかった。どうすれば遠くに飛ぶかもよくわかった」と笑顔で話した。
他にも糸と紙コップをつかった「ゆかいなクラクション」の実験も行われ、音の伝わり方や仕組みを楽しみながら学んだ。
幸区役所では、「日本でも科学離れが進んでいるといわれている中、こうした取り組みが出来てよかった。今後もIBMさんの協力が得られれば区内の学校などでもたくさん開催していきたい」と話した。
同催しは、IBMが社会貢献活動の一環として作成したトライサイエンス(WEB科学博物館)の中の2つのプログラムの提供によって実現。同社研究員が講師となり、子どもたちに科学の楽しさを伝える。
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5月3日
4月26日