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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2025.12.19

学芸員のイチ推し!
-連載 Vol.38-えぼし岩調査中! どんな生きものが生活しているの?

  • クロホシイシモチ

  • えぼし岩の生きもの調査中

 相模湾から頭をのぞかせる「えぼし岩」(正式名称:姥島)。遥か昔から茅ヶ崎の人たちを見守り、漁場、信仰、音楽などの営みを育んだ海のシンボルです。

 茅ヶ崎市博物館では、2025年の春からえぼし岩に生息する生きものの調査を実施してきました。今回は調査中に出会った「クロホシイシモチ」をご紹介します。

 淡い赤色の体に、眉毛のような黒斑が素敵なえぼし岩の住民です。岩礁に群れで生息しています。メスの産んだ卵を、オスが口の中で保護する行動(口内保育)が知られています。そして、口内保育中のオスには、卵が外敵から見えにくくなるように、下顎の体色を透明から白色に変化させ、口元から桃色の卵を透けさせない「婚姻色」が発見されています。

 今回ご紹介したクロホシイシモチは、2026年1月21日(水)よりえぼし岩の生きものたちをテーマとした企画展「えぼし岩調査隊! 〜どんな生きものがすんでいるの?〜」にて紹介します!えぼし岩で採取された"当館初公開"の標本や写真資料を、ぜひお見逃しなく。

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