ミスターが聖地多摩川に 巨人２軍練習を視察
巨人軍ＯＢの張本勲さんとともに視察する長嶋さん（左）
読売ジャイアンツの２軍の選手たちが９日、大田区田園調布にある旧多摩川グラウンドで15年ぶりに練習を行い、先ごろ国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄終身名誉監督が視察に訪れた。
現在、通常は川崎市多摩区にあるジャイアンツ球場で練習を行う２軍選手たちにも同グラウンドを知ってもらおうと、実現した。グラウンドの周りには長嶋さんの姿を一目見ようと約１０００人のファンが集まり、盛り上がりを見せた。
円陣を組んだ選手たちを前に「聖地・多摩川でやることは素晴らしい。さあ、行こう。ＧＯ」と力強く鼓舞。汗を流す選手たちに熱い視線を送っていた。「土がずっと前と一緒。やっぱり、いい風を感じる」とかつて自らも練習に励んだグラウンドを懐かしんでいた。
岡崎郁２軍監督は「選手たちは色々なことを感じてくれたと思う。それぞれ感じたことを生かしてほしい。私もここで長嶋さんがノックを受け、王さんがバッティングしていたんだと感じながら練習していた」と語った。
大田泰示選手は「ここで練習したことに意味がある。ケガを早く治して一軍に戻れるようにと長嶋さんに言われた。オーラのある方なので、力をもらえた」と話した。
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