商品化へ反響上々 大師グルメ試食会
川崎大師駅前広場で今月、川崎大師ゆかりの食材を使用したメニューの試食会「川崎大師平成グルメ創作フェア」が開催されている。初日の18日は午前中だけで200人が足を止め、大師にちなんだ開運、厄除け、運試しといった要素を取り入れたグルメの数々を試食していた。
当日並んだグルメは、かつて大師地域で生産が盛んだったイチジクを使ったブラウニーやコンポート、仲見世通りの名物であるわらび餅、くず餅、咳止め飴を使用したマンゴーわらび餅、金運久寿餅、咳止め飴をからませた大学芋など10品。会場では、「昔は大師でイチジクが採れていたなんて知らなかった」という声や「いい試み。大師の名産品として誇れるようなグルメに育つと良い」といった意見が出ていた。
このイベントは、各グルメの今後の商品化へ向け、一般の人に感想を聞いて参考にしようと、川崎大師表参道商業協同組合の有志らで組織した「平成大師グルメ創作委員会」が企画。試食後にアンケートを行い、試食した感想や適性だと思う価格などを聞いている。今後、各グルメのレシピは誰でも入手できるようにし、商品化に際しては、導入する店舗でアレンジしても構わないという。制約を設けずに、大師グルメを広く普及させたい考えだ。
同委員会の及川哲さんは、「川崎大師平間寺を誇るこの街の新たな魅力として、地域性にあやかったグルメの数々を発信していきたい」と言い、「グルメを通して大師の歴史や風土を知ってもらえたら」とも話していた。
同イベントは25日(土)、26日(日)にも、午前11時から午後3時まで同会場で行われる(提供品がなくなり次第終了)。
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4月26日
4月19日