県政報告 「県立がんセンター」ケア体制を充実!「アピアランス支援センター」設置へ 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
私の父は、肝臓がんで、67歳で他界しました。病と正面から向き合い、明るく前向きに治療に励んでくれたことは、看病する私にとって救いでした。しかし、そんな父でも、抗がん剤治療で髪が大量に抜けた時は、「鏡を見たくない」と、ふさぎ込んでいました。
ただでさえつらい「がん治療」にあって、外見の変化によるショックを和らげ、不安や悩みを軽くして、治療に向き合えるようにと、2013年7月、国立がん研究センター中央病院に「アピアランス支援センター」が開設されました。
抗がん剤治療中の患者さんへのアンケートによれば、症状の苦痛度トップ20には、外見に関わる症状が多く含まれ、女性では全身の痛みや吐き気よりも、「頭髪の脱毛」が第1位でした。
「アピアランス支援センター」では、外見のケアに関する情報提供はもちろん、男性限定の相談、また、結婚式や入学式など大切なイベントのコーディネートまで、様々なプログラムを実施しています。
私ども公明党は、平成27年第1回定例会において、神奈川県立がんセンターにも、同様の「アピアランス支援センター」を立ち上げるべきだと提言いたしました。これに対し知事は、「国立がん研究センターと連携し、早急に体制を整えたい」と答えました。
公明党は、これまでも、県立がんセンターの体制の充実を一貫して訴えてまいりました。その結果、治療に伴う食欲不振を和らげる漢方の普及を促進する「漢方サポートセンター」や、新たな治療法である「がんペプチドワクチン治験センター」も設置されるようになりました。
今後は、不安やつらさを抱えながら、治療に取り組む患者さんに寄り添い、支えることができる、「アピアランス支援センター」の早期整備を目指してまいります。
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4月26日
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