県政報告 災害時における県立高校体育館の安全性確保と機能充実について 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
6月20日、私は神奈川県議会第2回定例会 本会議で代表質問に立ちました。その2日前、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が起き、登校途中の小学生が倒壊したブロック塀の下敷きになる痛ましい事故が発生。質問の冒頭では、神奈川県でも、早急に学校や通学路の安全のための調査、対応を求めました。
安全なはずの避難所が!
災害時に避難所となる学校体育館等の公共施設は、最も安全な場所でなくてはなりません。
しかし、熊本地震では、避難所となるべき公共施設のガラスが割れ、使用ができなくなった上、繰り返される余震で自宅の倒壊も懸念されたことから、野宿や車中泊を余儀なくされた方も多くいました。
神奈川県では、平成20年に発生した岩手・宮城内陸地震をきっかけに、平成21年に避難施設としての機能が期待されている高校の体育館などに、窓ガラスの飛散や落下を防止する飛散防止フィルムを貼り、東日本大震災の際、それらの学校の窓はほとんど破損しなかったと聞きました。しかし、飛散防止フィルムの耐用年数は約10年とされ、来年には設置から、その10年が経過しようとしています。
防災対策にゴールなし!
そこで私は、県立高校体育館の安全性の確保と機能の充実に向けた対応策について質問しました。
桐谷教育長からは「【1】今年度から順次、窓ガラスフィルムの現状を調査・把握し、張り替えなど必要な措置を検討。【2】県立高校全校に移動可能な自家発電機を配備し、災害時の電源等を確保。【3】避難所の指定を受けた県立高校には、食料や毛布、簡易トイレなどを配備できるよう市町と連携。【4】避難所の指定の有無にかかわらず、県立高校全校で避難者の受け入れができるよう市町と協議を進める」との前向きな答弁を引き出すことができました。
防災・減災対策にゴールはありません。これからも、県民の命を守る具体的な安全策を提言してまいります。
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