市政報告 風疹予防接種、適切な広報・周知を 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議会議員団 林としお
風疹患者が昨年夏から関東地方を中心に増えています。風疹に感染すると、妊婦、特に妊娠初期の方は、生まれてくる赤ちゃんが目、耳、心臓などに病気を持つ「先天性風疹症候群」にかかり、赤ちゃんが様々な合併症を併発する恐れがあります。くしゃみやせきなどのしぶきでうつりますが、ワクチン接種で予防することができます。
これまで川崎市は、抗体検査の無料(1回)とワクチン接種費用の一部助成を、妊娠を希望する女性とそのパートナー、妊婦のパートナーを対象に実施してきました。今回の流行は、抗体保有率の低い30〜50代の男性の患者の割合が多いことから、こうした世代にも利用できるよう、昨年12月に緊急対策を実施しました。
その結果、昨年12月から今年1月まで新たな緊急対策によって抗体検査を受けた方が875人で、そのうちワクチン接種が必要と判断された方が252人、うち240人がワクチン接種を行ったことが2月の予算審査特別委員会で判明しました。
風疹の流行はしばらく続くとみられることから、30〜50代の男性が引き続き受けられるよう、市は来年度の予算を約2億8千万円増額し、3億2700万円を計上しました。
風疹対策では、これとは別に、来年度から国が39歳から56歳の男性を対象に風疹の抗体検査とワクチン接種を3年間無料で実施します。市はその費用として、約6513万円を計上しました。市によると、受診券を3年間で段階的に対象者に送付。受診券は市内協力医療機関をはじめ、他都市の医療機関でも受けられるとのことです。
私は、男性の風疹に対する認識が重要であるとの思いから「市民に混乱をきたさないよう、適切な広報・周知と速やかに対応するよう」要望しました。
重点4地区の浸水対策要望
浸水対策の重点化地区である京町・渡田地区、川崎駅東口周辺地区、大島地区、観音川地区における来年度の取り組みについて質問しました。
市によると、浸水対策手法や整備スケジュールを決定し、順次実施設計に着手するとしています。
答弁を受け、私は「国との交付金に係る調整などもありますが、計画通り進めていただくよう」、強く要望しました。
引き続き、安全・安心なまちづくりのために力を尽くします。
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市政レポート
議会運営委員会委員長 大都市税財政制度調査特別委員会委員長自民党 川崎市議会議員(幸区) 野田 まさゆき
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3月22日