県政報告 長期入院の高校生に学習支援 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
選挙戦を終えた4月8日、嬉しいニュースが届きました。神奈川県が「高等学校段階における入院生徒に対する教育保障体制整備事業」の実施自治体に選ばれたのです。これは私がずっと取り組んできた悲願でもあります。
それは1通の手紙から
神奈川県では2014年から、病気やけがで長期入院している高校生の学習をサポートするため、教員を病院に派遣する制度を実施しています。これは、知事に宛てた1通の手紙から始まりました。手紙の主は長期療養をしていた一人の女子高校生。小中学校の児童・生徒の場合は「院内学級」が開設されている病院もありますが、高校生の学習支援は行われていませんでした。切実な高校生の声を受けて、神奈川県でも教員派遣の事業が始まりました。
国の政策として拡充を
新しい事業だからこそ、新たな課題も見えてきました。例えば、【1】入院している生徒の治療やリハビリを考慮した学習時間の確保【2】高校生の専門科目への対応するための人員の確保【3】不本意な留年等々。
私はこの実情を知ってもらうため、公明党の三浦のぶひろ参院議員、佐々木さやか参院議員と連携をとり、県立こども医療センターを視察後、国会で取り上げていただきました。その結果、19年度の予算に学習支援整備事業が盛り込まれました。
ICT活用で臨場感も
全国からは神奈川県を含む6自治体が採択され、本県では、国の予算でICTを活用した設備の充実が図られます。具体的に本年度は県立こども医療センターと高校生の在籍する県立高校の教室をインターネットで結び、授業に参加することが提案され、出席日数としてもカウントされます。
まずは、県立病院、県立高校で始まりますが、今後は県内全高校、そして国内どこでも対応できるよう、公明党のネットワークを活かし国と地方が連携して、「学びたい」を確実に支え充実した政策を実現してまいります。
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4月19日
4月12日