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公開日:2025.12.18
小4コンビが優秀賞
片倉町の寺の自然 絵地図に
身近にある自然の魅力を絵地図などに表現する「わたしの自然観察路コンクール」で、第三小学校に通う中島小晴さんと三好糸さん(共に4年生)の作品が、団体の部で環境大臣賞に次ぐ優秀賞を受賞した。2人がよく訪れる斟珠寺(しんしゅうじ)(片倉町)で見ることができる自然について、10カ月以上をかけて調査しまとめたものだ。
同コンクールは、(公社)日本環境教育フォーラムが主催、環境省などが後援。自然を観察できる道(自然観察路)をつくり、表現・発信することで、身近な自然への理解や愛着を深めてもらうことが目的。全国の小・中・高校生などが対象で今年で42回目を迎えた。
同じ小学校、学年で、家族ぐるみで仲が良い中島さんと三好さん。幼少期から2人の自宅の近くにある斟珠寺に遊びに行き、境内にある木々や草花、池などを見て楽しんでいた。三好さんの母親・美奈子さんいわく、「公園に出かける感覚に近く」、現在も月に1回のペースで2人で訪れていた。
そんな中、中島さんの母親・真由美さんが「自然が好きな2人にピッタリでは」と斟珠寺を題材に同コンクールへの出展を提案。同寺の今治堂浩住職に許可を取り、2人は昨年10月頃からメモ帳やカメラ、バケツなどを持って通った。
夏休み「ほとんど費やし」
出展に必要なのは、地図に10カ所以上の「自然観察ポイント」の絵を盛り込むことと、各ポイントを説明する作文をつくること。審査基準には、「観察路の地図としてデザインできているか」「観察したものをしっかり絵地図に描けているか」などがある。2人は今年の夏休みを「ほとんど費やし」、それぞれの家に集まり、模造紙に境内にあるわき水やアオサギ(鳥)、カラスノエンドウ(植物)など、16ポイントを描き込んだ。
今治住職は「2人がコンクールの題材に選んでくれてうれしく思う。受賞したと聞き、作品をプリントしたものを池のそばに掲示した」と話す。
中島さんは「大変だったけど、やってみてよかった。頑張って描いたので受賞はとてもうれしい」と笑顔で話し、三好さんは「上手に描くために何冊も本を見たので、絵も上達した気がする」と思い思いの感想を口にした。
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