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川崎区・幸区 社会

公開日:2019.10.18

台風19号
川崎区、幸区にも爪痕

  • 台風19号で倒木被害などにあった多摩川河川敷(多摩川大橋付近)

 今月12日に東日本を直撃した台風19号は川崎区や幸区にも大きな爪痕を残した。

 本紙の調べによると、川崎区では、東扇島西公園で園内のタイルや木製板などが剥がれ、フェンスが倒壊した。これを受け、川崎市は15日、一時閉鎖を発表した。再開の見込みは立っていないという。

 国道409号線の久根崎交差点付近では、冠水被害が発生。関係者の話によると、川崎河口門あたりから何らかの形で浸水したとみられる。浮島橋の東京アクアライン入口の交差点では、道路の冠水があったことが報告されている。

 川崎消防署によると、トタン屋根が剥がれる被害などで管内では43件の出動があった。臨港消防署によると、看板の落下などで23件の出動があったという。

 幸区古市場の河川敷にある「川崎リバーサイドゴルフ場」では、グリーン上にヘドロが堆積。場内にあったサクラの木3本が流出し、2本が傾いた。営業再開の目途はたっていない。

 多摩川河川敷にある「川崎競馬場小向トレーニングセンター」も浸水被害があった。神奈川県川崎競馬組合によると、トレーニングセンターの復旧の目途が立たない状況で調教は現在、川崎区富士見の川崎競馬の本馬場を使用している。

 戸手4丁目では、12日に住宅が浸水し、一人が救出された。幸消防署によると、管内で19件の出動があったという。

(10月15日起稿)

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