今月12日に東日本を直撃した台風19号は川崎区や幸区にも大きな爪痕を残した。
本紙の調べによると、川崎区では、東扇島西公園で園内のタイルや木製板などが剥がれ、フェンスが倒壊した。これを受け、川崎市は15日、一時閉鎖を発表した。再開の見込みは立っていないという。
国道409号線の久根崎交差点付近では、冠水被害が発生。関係者の話によると、川崎河口門あたりから何らかの形で浸水したとみられる。浮島橋の東京アクアライン入口の交差点では、道路の冠水があったことが報告されている。
川崎消防署によると、トタン屋根が剥がれる被害などで管内では43件の出動があった。臨港消防署によると、看板の落下などで23件の出動があったという。
幸区古市場の河川敷にある「川崎リバーサイドゴルフ場」では、グリーン上にヘドロが堆積。場内にあったサクラの木3本が流出し、2本が傾いた。営業再開の目途はたっていない。
多摩川河川敷にある「川崎競馬場小向トレーニングセンター」も浸水被害があった。神奈川県川崎競馬組合によると、トレーニングセンターの復旧の目途が立たない状況で調教は現在、川崎区富士見の川崎競馬の本馬場を使用している。
戸手4丁目では、12日に住宅が浸水し、一人が救出された。幸消防署によると、管内で19件の出動があったという。
(10月15日起稿)
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
教会で過ごすクリスマス 文化12月6日号 |
|
|
|
|
桜本商店街で歳末ガラポン 経済12月6日号 |
|
<PR>