性的マイノリティーへの理解を深める市主催の企業向けの「LGBTセミナー」が1月15日、川崎フロンティアビル(川崎区)で開かれた。
LGBT法連合会事務局長代理の下平武さんと同連合会事務局次長の西山朗さんが講師として登壇。性的指向や性自認をめぐる職場の現状、企業や労働者へアンケートした結果などを紹介した。
西山さんは性的マイノリティーはプライベートの話ができないことで人間関係を築きにくくなり、職場での孤立や転職につながりやすい現状などを報告。「アウティング(暴露)」については、大多数が問題があると意識する一方で「無意識や善意で伝えられているケースが問題となっている」と語った。
下平さんは、同性パートナーに慶弔休暇を認める制度を導入する際、「プライバシーを適切に保護しなければ申請されない。パワハラ防止法の観点からも重要である」と指摘した。企業が性的指向や性自認に関する方針を策定する際、経団連や連合が示したガイドラインが参考になるとも述べた。
同セミナーは3回連続講座で今回は2回目。次は2月16日(火)に「パワハラ防止法への対応」をテーマに同会場で実施。詳細はhttps://www.city.kawasaki.jp/280/page/0000121988.htmlへ。
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