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川崎区・幸区 社会

公開日:2021.06.18

【Web限定記事】
高潮時の避難所追加
幸・中原区に計27カ所

 川崎市は今月8日、東京湾で高潮が発生した場合、中原区と幸区の一部で浸水する可能性があるとして、新たに緊急避難場所を27カ所指定した。これまで設けられていたのは川崎区の一部のみ。水防法の改正を受け、神奈川県が2019年に作成した「高潮浸水想定区域」から一定の耐久度を有する市立学校が選ばれた。

 1千〜5千年に一度の確率で東京湾を通過する、国内観測史上最大規模の台風が起こった場合を想定。市が過去に調査していた「津波」に耐えうる学校を高潮の場合も避難場所とした。市危機管理室の担当者は「高潮は津波よりも威力が弱いため、安全上問題ないと判断した」と話す。

避難階の基準変更

 市は洪水と高潮時の避難階についても基準を見直し。これまで2階以上に避難するのは避難場所の想定浸水深が2メートル未満の場合だったが、3メートル未満に変更。3階以上は2〜4メートル未満から3〜5メートル未満に、4階以上は4メートル以上から5メートル以上とした。

 川崎区では洪水時に20カ所、高潮時において14カ所の避難階が変更された。幸区では洪水時において9カ所が変更された。

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