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川崎区・幸区 社会

公開日:2022.03.11

津波の速度など
五感で体感する防災訓練
 27日、富士通スタで

  • がれきに見立てたゴールからの救助(上)や時速30キロの津波から逃れる訓練の想定

 3・11の東日本大震災から11年、災害の恐ろしさを体感してもらおうと、富士通スタジアム川崎は3月27日(日)、「家族で学ぶ リアル防災訓練supported by アンカー・ジャパン」と銘打った催しを川崎区富士見の同スタジアムで開催する。午後2時から5時。小雨決行。



 津波が迫るスピード体験では、競輪選手が約30キロの速度でペダルをこぐ自転車を、津波に見立てる。同スタジアムの高岡壱成さんは、川崎区は大地震が発生した際、津波による浸水被害が想定されている点を指摘。その上で「一般の人が自転車で目一杯こいでも時速30キロを出すのは難しい。どのくらいの速さで迫ってくるのか体感していただければ」と話す。



 イベントでは、車いす使用者を参加者で協力しあってスタジアムの上階へ運んで助ける訓練、がれきに見立てたサッカーゴールなどを持ち上げながら身動きの取れない人の救助体験も実施。避難状況を瞬時に判断する訓練、消火器やバケツを使った消火訓練、救助を呼んだり、救助ヘリにアピールする取り組みにも挑戦する。



 1組で最大4名まで参加可。定員は50組。費用は1人500円(税・保険料込み)。事前申し込み制で、希望者は同スタジアムのウェブサイト(https://kawasaki-fujimi.com/)内の専用フォームから。参加者の中から抽選で災害グッズのプレゼントもある。締め切りは3月20日(日)午後6時必着。問い合わせは、同スタジアム【電話】044・276・9133。

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