川崎市教育委員会は8月15日まで、学校の特別教室等の利活用に向けた意見を募集する。個人向け、市民活動団体向けのアンケートを用意し、回答者には市ゆかりのプレゼントを用意している。
学校施設の開放を進めている川崎市。体育館や校庭はスポーツ団体などを中心に、頻繁に使用されている一方、図書室や音楽室などの特別教室の利用頻度は低い。アンケートは、有効活用を推進しようと2019年度にスタートした「教室シェアリングプロジェクト」の一環。これまで新城小学校と小杉小(ともに中原区)の特別教室で、講義やワークショップを開催した。いつ予約が空いているか紙ベースでの管理だと現地で見ないとわからないため、中野島小(多摩区)では施設開放する際の予約システムを試行。新たに「施設の鍵の管理で地域に負担が掛かる」などの課題も洗い出されていた。
これを受け市教委では、アンケートをアイデア出しの場として、新たな利用方法の掘り起こしを目指す。担当者は「広く個人にも使ってもらうため、情報収集できれば。初となるが、生の声を聞かせてほしい」と意欲を語る。年内には、結果を踏まえた開放イベントを行う考えだ。
回答者プレゼント
団体向けアンケートは、市内教育文化会館、市民館、市立図書館などに配架しているチラシに回答を記入し、窓口等に設置している回収箱へ投函する。個人向けはチラシに掲載している二次元コードもしくは市ウェブサイトアンケートフォームから回答を記入し送信する。
回答者には抽選で市ゆかりのプレゼントが用意されており、東芝野球部ブレイブアレウス選手サイン入りボールや、 Xリーグ招待チケットが当たる。当選発表は、8月下旬を予定する当選者へのメール送信に代える。
(問)市教委【電話】044・200・3565
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