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川崎区・幸区 教育

公開日:2022.09.16

不審者侵入を想定し訓練
大師小学校で

  • 刃物を振りかざす不審者役に応戦する教員

 学校内へ不審者が侵入したことを想定した防犯訓練が市立大師小学校(川崎区大師町・梶康子校長)で行われた。参加した同校の教職員は、対処の仕方などを川崎臨港署署員から学んだ。

 参加者は、教員役と児童役に分かれ、川崎臨港警察署員が演じた不審者に応対した。訓練は、保護者と名乗る男性が授業中の4年生の教室に入り「子どもがいじめられている。いじめた子と話がしたい」と要求。これに対して教師は「授業中である」ことや「校長を交えて話をしましょう」と対応。最初は穏やかな口調だった男は、やがて怒り出し、刃物を振りかざし始めた――との想定で行われた。

 男性不審者に対して教師は椅子や下敷きを持ちながら応戦。その間、別の教師が職員室に通報したり、子どもたちの避難誘導を行った。

 訓練後、警察からは「椅子を持ちながらの応戦は、不審者も恐怖を感じるからよい」と講評。刺股(さすまた)の使い方については「膝関節を狙うとよい」とのアドバイスを送った。

 参加した教員からは、不審者との距離の取り方や非常事態のアナウンスの仕方、子どもたちへの声掛けなどの難しさを実感した意見が出された。梶校長は「いざという時に対応できるよう、これからも訓練を行っていきたい」と語った。

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