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公開日:2022.09.16
市政報告
決算議会開会! 令和3年度決算のポイント
川崎市議会議員 本間 賢次郎
昨年度決算が示されましたので、一般会計についてポイントをお伝え致します。
歳入、歳出は令和2年度に比べ、歳入総額は1117億4900万円減の8479億9500万円、歳出総額は1163億2600万円減の8398億8100万円となりました。差引額は81億1400万円。内、令和4年度への繰越事業に充当する繰越財源21億1100万円を差し引いた実質収支額(剰余金)は60億300万円(前年度1億8400万円)となります。この剰余金額は過去10年で最大ですが、歳入総額には「新型コロナワクチン接種体制確保事業費国庫補助金」の超過受入分等、今後、国へ返還すべき額も含まれ、この剰余金額は補正される見込みです。
歳入の主の市税収入は9年ぶりに減少。3646億600万円となったものの、ほぼ前年度並み(前年度3653億8800万円)となりました。その市税の納付状況は、未納者への積極的な連絡や個々の状況に応じた納税の緩和制度の紹介、キャッシュレス納付の広報強化の結果、市税収入率が過去最高を大幅に更新し、99・5%に上りました。行政の対応を評価する一方で、市民の皆様の高い納税意識の下に導かれた成果と言えます。
さて、ふるさと納税による減収は深刻さを増しています。平成27年度以降、雪だるま式に「流出」は増え、令和3年度の流出額は83億円となり、過去最大の減収額を更新し続けています。対策に、我々も他の政令指定都市等と連携し、国へ要望活動等を重ね、制度の改善を求めていますが、逆に本市も他地域の方々から応援される事業の展開やご寄附に見合った魅力ある返礼品を揃えるなどの反転攻勢の姿勢が求められます。今後も制度の趣旨の理解度を深める広報・周知を行い、制度全体の課題共有を他の政令市などと取り組んで参ります。
決算議会を通じ、引き続くコロナ禍、物価高騰などの混沌とした社会情勢への対応を強化すべく議論を行って参ります。
本間ケンジロウ
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川崎市川崎区宮本町1
TEL:044-200-3357
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