川崎区・幸区 文化
公開日：2025.07.04
稲毛神社
茅の輪潜り、けがれはらう
水無月大祓式（みなづきおおはらえしき）
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茅の輪くぐりを行う神職ら
稲毛神社（川崎区宮本町／市川和裕宮司）で６月30日、「水無月大祓式」が行われた。
大祓式とは、毎年６月と12月の末日に宮中や全国の神社で行われる伝統的な神事。半年に１度、身のけがれなどを清めて、活力ある本来の姿に立ち返ることを願って行われる。
当日は１００人近い参拝者が参列。市川宮司や神職とともに、茅の輪を左回りに２回、右回りに１回潜った。社殿前で行われた祭事では、参拝者とともに祝詞（のりと）「大祓詞（おおはらえことば）」を朗唱。厳かな声が響き渡った。参拝者らはその後、事前に手渡されていた切麻（きりぬさ）（小さな半紙、麻、米、塩の入ったもの）を開き、頭や肩などにかけて身を清めた。続いて神職らの手で大幣（おおぬさ）や御鈴（みすず）を用いたおはらいが行われ、最後に御神酒（おみき）と菓子、大祓御幣（ごへい）が手渡された。
小学校からの友人３人で参加した年配の女性は、「本格的な儀式で身が清まる思い。神社などが好きで３人で各地を回っているので、来年もまた足を運びたい」と心境を語った。
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