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川崎区・幸区 社会

公開日:2025.10.03

川崎東郵便局
有事の備え万全に
防災訓練実施

  • グループに分かれてAED訓練などを体験する参加者

 川崎東郵便局(川崎区東扇島)主催による、地震や津波などを想定した防災訓練が9月17日、同所で実施された。協力は臨港消防署。

130人参加

 同郵便局社員のほか、近隣の山九株式会社、横浜税関川崎外郵出張所、日本郵便輸送株式会社の社員職員ら総勢130人が参加した。避難訓練では震度6強の地震と5mの津波を想定。「窓のそばから離れて」などといった館内放送が入り、揺れが収まったことが伝えられると、参加者らは階段で地上から9mの高さにある3階発着場と屋上の二手に分かれて、避難を行った。全員が避難場所に着いたのは、放送から約10分後。各部署の担当者が点呼を行い、全員の無事を報告した。

「消火器、赤ちゃんより重い」

 避難訓練が終わると、参加者らは3階発着場に移動。3グループに分かれて順番に消火訓練、AED訓練、起震車による地震体験を行った。

 消火訓練では、訓練用に水が出る仕組みの消火器を使い、火に見立てたカラーコーンに向かって模擬的な消火を実施。消防士からは「消火の際には火の上部ではなく、根本を狙うこと」などといったアドバイスが伝えられた。同局の木村栞さん(35)は「消火器は赤ちゃんより重かった。持てない場合は地面に置いてやってもいいと教わり、学びが深まった」と語った。

 前川光浩局長は訓練後のあいさつで「まずは避難経路と一時避難場所をそれぞれで共有してほしい」と述べ、参加者らの啓発に努めた。

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