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川崎区・幸区 ピックアップ(PR)

公開日:2025.11.21

不動産会社経営者が解説
川崎中央プランナーと考える「家族で守る不動産」
vol.5 借地問題、結局は人間関係

 「父から相続した土地の借地人さんが高齢で建物も古いまま。この先のことが心配…」。川崎区に住むAさんは、代々受け継いできた底地の管理に不安を感じています。

 1992年以前の借地契約(旧借地法による)では、地主から契約を解除することは原則できず、一度貸した土地は戻ってきません。

 しかし借地人様の高齢化や建物の老朽化と、時間の経過と共にさまざまな問題が起きます。建物の修繕予算が無い、認知症を患い話し合いが困難、相続人が不明や複数のため借地権で意見が相違するなど、借地人様との話し合いが難航することもあります。

 このような問題が長引くと地主側様も大きな影響を受けます。その為に普段からのコミュニケーションが重要です。

 例えば年に一度の地代の支払い時などに「お変わりありませんか」と声を掛け、借地人様の家族構成、健康状態、建物の使用状況を把握してみましょう。反対に借地人様が地主様の状況を把握することも大事です。

 私的な質問は抵抗があるかもしれませんが、子ども達に契約関係を正しく引き継ぐには、互いに必要な事でもあります。

 万一に備え、相続予定者の連絡先を確認しておくことも重要です。「もしもの時に」と伝えれば、理解してくれます。

 借地問題は「売却」「等価交換」などの解決テクニックはありますが、それ以上に人間関係が重要です。良好な関係性が末永い良好な契約に導くでしょう。

 川崎中央プランナーでは、地主様と借地人様の橋渡しのお手伝いをしています。

 次回は「建て替えか大規模修繕か」です。

株式会社川崎中央プランナー

〒210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町5−3 本間ビル 1F

TEL:044-246-5831

https://www.kcp.gr.jp/

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