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公開日:2026.02.13

国境を越えた義理人情
サッカー元ブラジル代表選手との絆

  • 林さん(右)とエジミウソン氏(林さん提供)

    林さん(右)とエジミウソン氏(林さん提供)

 一般社団法人 エジミウソンファンズ・アジアで代表理事を務める、林善徹さん=人物風土記で紹介=と、サッカー元ブラジル代表のエジミウソン氏が青年時代に育んだ絆は、今も国境を越えて結ばれている。

 林さんはサッカー王国で技術を学ぼうと、15歳で単身ブラジルへ渡った。だがそこは日本から遠く離れた、異国の地。言葉もわからなければプレーのレベルも高く、苦労を重ねた。そんな時、親切にしてくれたのがチームメートだったエジミウソン氏だった。「ポルトガル語を教えてくれたり、夜の練習相手になってくれたり。本当に心強かったです」と当時に思いをはせる。

300ドルの恩義

 そんな友人からある時、家庭の事情でサッカーを辞めるかもしれない、と切り出された。林さんは迷うことなく、親から仕送りでもらった300ドルを手渡した。おかげでサッカーを続けることができたエジミウソン氏は、その後プロの道に進み、2002年にはブラジル代表として日韓サッカーW杯で優勝。同氏の誘いでブラジル代表の全試合を観戦した林さんは、優勝の瞬間にも立ち合った。だが同氏は試合後に開催された祝勝会には出席せず、林さんの実家に行きたいと言った。翌朝連れて行くと、「ずっとお母さんに会いたかった」と300ドルの感謝を伝えたという。「あの時のことをずっと忘れないでいたエジミウソンの人間性に、心を打たれました」と林さんは思い返す。

 その後、林さんはブラジル人選手のキャスティング業や、同法人の設立など、ブラジルとのネットワークを活かしたサッカー関連の仕事に従事。「彼に出会って、大好きなサッカーにずっと関わることができて幸せ」と自身が歩んできた道のりを振り返った。

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