京急川崎駅前に建設中の駅ビルが、4月27日(水)に開業する。開発を手掛けた京浜急行電鉄(原田一之社長)がこのほど、発表した。同社は「新たな川崎エリアの玄関口」として、集客に期待を寄せる。
商業施設と宿泊施設を一体的にした、駅直結の12階建て複合型ビル。大師線のホーム上空に人工地盤を設置して建設した。
商業施設名は「ウィング川崎」で、1階から4階に展開する。駅利用者に対し「毎日のお気に入りプレイス〜駅で楽しむ・駅から始まる・素敵な毎日〜」をコンセプトに掲げ、食物販8店舗、雑貨3店舗、レストラン7店舗のほか、物販、サービス、カフェなど全25店舗が並ぶ。京急沿線を中心に展開するショッピングセンター「京急ショッピングプラザ・ウィング」の5館目として開業。担当者は「幅広い年齢層のお客様が親しめるサービスを展開していきたい」としている。
宿泊施設「京急EXイン 京急川崎駅前」は3階から12階(客室フロアは4階から12階)に構え、客室数は全175室を完備。シングルルーム173室のほか、ユニバーサルツインルームを2室設置した。羽田空港や都心に近い立地を活かし、ビジネスでの出張利用や、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの外国人客の需要等を見込んでいるという。
近隣の利用者向けには、認可保育所「京急キッズランド京急川崎保育園」を設けて日常の利便性向上を図るほか、297台収容の駐輪場「エコステーション21京急川崎駅前ビル駐輪場」も1階から2階に設置。バイクも数台停めることができる。2時間までは無料で、以降は利用時間や階数等に応じて課金される。
問い合わせは京急ご案内センター(【電話】045・441・0999/平日午前7時30分〜午後9時、土日祝午前9時〜午後5時)へ。
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