電子メスを使って鶏肉を切る子ども
市立川崎病院（成松芳明病院長）は小学校５、６年生を対象にした医療体験会「キッズセミナー」を今月11日、新川通の同病院で開催した。
キッズセミナーは最先端医療に触れることで、医療現場の魅力を知ってもらい、将来は医師や看護師などの医療従事者を目指してもらおうと、今回初めて実施。
セミナーには１００人の応募の中から選ばれた29人が参加。子どもたちはオペ着を着用し、医師のアドバイスを受けながら電子メスを使って鶏肉を切る体験や縫合体験、自動吻合（ふんごう）器を使った模擬手術に取り組んだほか、内視鏡トレーニング、救急救命士体験、看護師、助産師体験などに挑戦した。
川崎区在住の河村夏音さん（10）は「医療特集のテレビを見て応募した。電子メスで鶏肉を切った時には本当に人に手術をしている感じだった。医者気分を味わえて楽しかった」と興奮気味に話した。
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