小規模な醸造所で作られるクラフトビールの醸造所「風上(かざかみ)麦酒製造」が南加瀬に完成し、7月から製造が始まった。
代表を務めるのは田上(たのうえ)達史(さとし)さん。田上さんは「流行に左右されない個性的なビールを作りたい」との思いで、2006年頃からベルギーなど海外の醸造所を訪れたり、本を読んだりして独学で作り方を学んだ。
昨年、予備校講師を退職してから本格的に醸造に取り掛かり、独特の強い香りが特長的な3種類のビールが完成。ビール瓶には「好かれているわけではないが存在感がある」と自ら描いたカラスをデザインした。
醸造所での一般販売は行っていないが、川崎市内や都内にある約10店舗の飲食店で味わうことができる。
田上さんは「スパイスやハーブを使っているので、香りの強さに驚く人が多い。安定供給を目指して、区内でも飲める店を増やしていきたい」と話す。
■風上麦酒製造(南加瀬3の23の9アーバニティー1階A)【電話】080・3001・0125【メール】kazakamibeer@gmail.com
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