これがそのブルー でるもなかさん ”近所”で個展
「夏」「海」をテーマ
南区相模台在住の画家、でるもなかさん(52)=下写真、人物風土記で紹介=が9月1日(月)から国立病院機構相模原病院そばにあるカフェ「夕空コーヒー」(相模台1の12の1/【電話】042・765・2772)で個展『セルリアンブルーの残照展』を開催する。
でるもなかさんは20代の頃から色鉛筆で絵画を描きはじめ、「しみ抜き」の家業の傍ら、画家として活動を行ってきた。近年はアクリルガッシュを使った画風に転向。「でるもなかブルー」とも称される独特の青色が美しい、「夏」「海」をテーマとした作品を発表している。
「でるもなか」という名前はイタリアのテノール歌手「マリオ・デル=モナコ」さんをアレンジしたもの。でるもなかさん自身も音楽に造詣(ぞうけい)があり、ひとり多重録音のアカペラ歌唱をネット上で公開するなどしている。また個展期間中の毎週日曜日は、でるもなかさん選曲によるBGMが店内に流れる。モーツァルト、ベートーヴェンなどによる宗教音楽がメインだそう。「宗教音楽は神に捧げるもの。なので、どの作曲家も真剣に作っているはず。作曲家の実力を知るには一番いいですよ」
今回、展示を行うカフェはでるもなかさんの自宅の近くにある。実は3年前の夏、同じく”近所”の別のギャラリーで個展を開いたことがあった。そのときは病気で活動できない時期を乗り越え、退院後に制作した作品を発表した。「しかしその個展の3日目でまた入院することに。来廊してくれた友人はギャラリーからそのまま病院に来てお見舞いしてくれました」。そんな苦い思い出がある。なので、夏真っ盛りの時期は体に負担がかかることから、今回の個展は9月の開催になった。
「想像の翼を広げて」
展示の期間は9月30日(火)まで。展示作品は5点ほどを予定しており、途中入れ替えをする予定だ。
会場はカフェにつき、ドリンク等のオーダーが必要となる。カフェの営業は午前11時から0時まで(ラストオーダー午後11時)。木曜定休。「現実とは少し離れた世界で、それぞれ想像の翼を広げてもらいたい」とでるもなかさんは来場を呼び掛けている。
10月、11月にも市内での個展を控えている。
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